冷えによる不妊は改善のチャンスあり!〇〇〇〇+食事、運動、睡眠、入浴、ストレス対策
《目次》
●病院では、あなたの不妊の原因は不明だと言われている
●なんとなくお腹や手足がいつも冷たい
●仕事や人間関係などのストレスが多く、心が冷えている
●平熱が36度以下である
●外食が多い、運動不足、就寝は夜中、お風呂はシャワーで済ませる
こんな方、不妊の原因は”冷え”かも知れません。
不妊の大きな根本原因は冷えだとよく言われるのですが、それでは、身体が冷えると何故、妊娠しないのか。その原因を見ていきたいと思います。
✑冷えるとなぜ妊娠しないのか?
身体が冷えると身体全体の活動量が低下するので、細胞の成長や代謝が遅く低くなります。また、血流も悪くなるので、身体のエネルギーの素となる栄養素や酵素、身体の調子を整えるホルモンなどが十分に行き渡らなくなります。
体温が1度下がると、体の基礎代謝(注1)も約15%低下するとも言われています。つまり、身体の活動量、細胞の成長レベル、成長のスピードなども同様に落ち込むことになります。
(注1)基礎代謝:体内の内臓機能を動かすために自然と消費されるエネルギー
冷えによって代謝が低下し、血流が悪くなる結果、
●卵胞(注2)の発育が悪くなって元気な卵子が成長しない
●体外受精しても、十分に成長していく元気な卵子を得られない
●卵胞刺激ホルモンが分泌されにくくなって、無月経や希発月経などの排卵障害を引き起こす
●女性ホルモンの分泌が悪くなって、卵巣機能や黄体機能が低下する
●子宮筋腫や子宮内膜炎・子宮内膜症、黄体機能不全などの着床障害を起こす病気を誘発する
などの状況が起こりやすく、妊娠しにくくなります。
(注2)卵胞=卵子のタマゴ。卵巣内で卵胞から卵子に成長するまで約80日かかると言われています。
不妊には排卵因子(排卵障害など)、卵管因子(閉塞・癒着など)、原因不明不妊 など様々ありますが、その大部分は冷えによる代謝低下、血流悪化が根本原因ではないか、とも言われています。
しかし、逆に言うと、もし不妊の根本原因の大部分が冷えであるならば、身体を温めることが出来れば、不妊は改善するということになります。
✑不妊のもう一つの原因は卵子の老化
冷えと並んで、不妊の大きな原因と言われているのが ”卵子の老化”です。つまり、卵子(や原始卵胞)が女性の年齢と並行して老化し、元気で健全な卵子を作ることが出来ないので、妊娠・出産できない。
この卵子の老化について、非常に興味深い講演がありますので、ご紹介させて頂きます。
■主催等:「日本受精着床学会」(平成22年7月、横浜にて開催)
■講演者:「米井嘉一先生(同志社大学生命医科学部 アンチエイジングリサーチセンター教授(当時)、抗加齢医学の第一人者)」
■講演題:「アンチエイジング医学への期待~卵子、卵巣のアンチエイジングを考える~」
【内容ポイント】
〇成長ホルモンの働きは、子どもの成長だけでなく、卵巣機能にも密接に関連している
〇成長ホルモンの分泌は睡眠と運動、食事によって調整を受ける
〇40歳女性が40分の筋力トレーニングかウォーキングを週3回、2ヶ月続けた後に成長ホルモン・・・を測定したところ、筋力トレーニングでは成長ホルモンが17%、ウォーキングでも成長ホルモンが17% 増加したことが確かめられた
〉米井先生の講演内容が詳しく紹介されているサイトはこちら
http://www.akanbou.com/topics/topics/029.html
冷え、代謝の低下、血流の悪化、(卵子などの)成長力の低下、成長ホルモン などの要因は密接に関わりあっています。
これらを踏まえた上で、日頃から出来る5つのことについて説明していきたいと思います。
✑日常生活で実践したい5つのこと
5つとは、食事、運動、睡眠、入浴、ストレス対策 です。
これらは、 日常生活の中でちょっと気を付ければ誰でも出来ることですが、その前に是非とも留意して頂きたいポイントが二つあります。
(1)90日間は続けること
卵巣で原始卵胞が卵子に成長するまでに約80日かかると言われていますから、約3か月かけて元気な卵を育てる気持ちでじっくりと取り組んでください。
(2)ご夫婦そろって取り組むこと
不妊の原因は1/3が女性、1/3が男性、1/3が原因不明と言われています。つまり、男性と女性、原因の確率は半々ですから、日常生活の改善もご夫婦そろって取り組んでいただくことが大切です。
それでは一つづつ、ご説明していきたいと思います。
⚘(1)食事:目的は血流アップと強い細胞(卵子)作り
食事を考える際のポイント・目的は、代謝促進=血流アップ と、健康で強い細胞作り の二つです。
■■代謝促進=血流アップにはミネラル・ビタミンが必要
代謝とはごく簡単に言うと、炭水化物(ブドウ糖)をエネルギーに変えること。代謝がよくなるとエネルギーがたくさん生成されて、血流がよくなって体温も上がります。
ただ、代謝は、炭水化物が沢山あっても、ミネラルやビタミンが無いと活発に行われません。現代においては、炭水化物過多、ミネラル・ビタミン不足の人が多くなっていますから、ミネラルやビタミンが不足しないような食事を心がけることが大切です。
●ミネラル:特に亜鉛や鉄などが低体温の改善に必須
亜鉛を多く含む食材⇒牡蠣(カキ)、豚肉、鰻(ウナギ)、牛肉、チーズ、レバー、卵、大豆(豆腐、納豆、豆乳)ほか
鉄分を多く含む食材⇒乾燥あおのり、乾燥ひじき、乾燥きくらげ、アサリの佃煮、煮干し、干しえび、レバー ほか
●ビタミン:ビタミンB群が血流アップを促進
ビタミンB群を含む食材⇒ 豚肉・鶏肉・レバー類・かつお・まぐろ・さんま・ナッツ類・バナナ・菜の花・ほうれん草・落花生・卵・牛乳・ニンニク・モロヘイヤ・ブロッコリ など
(参考)ビタミンB群: B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン の8種類
これらの他にもミネラルやビタミンを含む食材は沢山あります。どれだけガソリン(炭水化物)があっても、点火剤(ビタミンやミネラル)がなければエネルギーに変わっていかないということを理解しながら、日々の食生活を考えていただければと思います。
■■健康で強い細胞作りには良質なタンパク質が大切
卵子を含む細胞はすべてタンパク質(アミノ酸)から作られますから、日頃から良質なタンパク質を摂ることが大切です。
良質なタンパク質とは、必須アミノ酸(注3)を多く含むタンパク質のことです。良質なタンパク質を含む食品は、アミノ酸スコアで確認が出来ます。
アミノ酸スコアが100点満点の食材⇒豚肉(ロース)、あじ(生魚)、卵、大豆 など
(注3)アミノ酸20種類は、必須アミノ酸(食事などで摂る以外に方法がない)と非必須アミノ酸(体内で生成可能)に分かれます。必須アミノ酸は9種類(イソロイシン・ロイシン・メチオニン・トリプトファン・リジン・バリン・ヒスチジン・トレオニン・フェニルアラニン)です。
ただし、食事は楽しく摂ることが基本ですから、あまり神経質になりすぎないようにゆったりと取り組んで頂ければと思います。
■■ 空腹と良質なタンパク質の2つが成長ホルモンを活性させる
前述 米井先生は、食事について講演で、
「空腹になってから食べること。空腹になるとグレリンが分泌され、成長ホルモンを活性させる。間食はよくない。良質なタンパク質を摂ること。アミノ酸がホルモンの材料になるから。」
と報告されています。
⚘(2)運動:体温アップと筋肉量が増えるという2つの効果あり
適度な運動は、その時の体温上昇・血流アップと、筋肉量が増えて代謝が上がること の二つの効果があり、冷えの改善にはとっても有効です。
■■運動時の体温上昇・血流アップ
皆さんご存知の通り、運動をすると身体の温度が上がって汗をかいて、血流も活発になります。1日1回など定期的に運動をすることは、冷えの改善にはとっても有効です。
■■筋肉量増が体温(平熱)アップの近道
実は熱(体温)は大部分が筋肉で作られます。筋肉がポンプのような役割をして血液を体中に送り出し、血行が促進されて代謝があがり、体温が維持されています。
つまり、筋肉量を増やすと体温が上がるということになります。
■■15分の運動が成長ホルモンに有効
前述 米井先生は、運動については、
「15分程度のダンベル体操は成長ホルモンの分泌を促す。」
と報告されています。
■■オススメの運動ベスト3
①ストレッチやヨガ
あまり負荷をかけずに身体の前屈や旋回を行うことによって、意外と代謝は上がります。また一定ポーズを維持することによって身体の中心やインナー部分の筋力もアップしていきます。
ストレッチやヨガには、自律神経安定やリラックス、ストレス解消効果もあります。お家や狭いスペースでも行うことができるので、無理なく続けることが出来てオススメです。
②スクワット
人間の筋肉の7割は下半身にありますから、身体全体の筋肉量をアップするにはスクワットはとっても効果的です。
・1日10~15回のスクワットで、太ももからお尻、お腹周りの筋肉の張りを取り戻して、筋量の減少を防ぐことができる
・スクワット15回は腹筋500回にも匹敵する
・脳から成長ホルモン(若返りホルモン)が分泌される
・性ホルモンのバランスを整える
とも言われています。
あの黒柳徹子さんは、健康維持のために10年間毎日、寝る前に50回スクワットを行っているそうです。
③ウォーオーキング・ランニング・サイクリング
有酸素運動を20分以上続けることによって、代謝アップや筋肉強化に加えて、心肺機能向上、脂肪燃焼、ストレス解消、骨の強化、諸疾患の予防 などの効果もあります。
特にサイクリングは、膝への負担がなく、太ももへの負荷があり、スピード感を楽しむことも出来るので、オススメです。
⚘(3)睡眠:22~2時が成長ホルモンのゴールデンタイム?
22時~2時はゴールデンタイムと呼ばれていて、この時間に質の良い睡眠をとることによって成長ホルモンが最も活発に分泌されると言われています。
この事は証明されている訳ではありませんが、
前述 米井先生も、睡眠について、
「質のよい睡眠が成長ホルモンの分泌を安定させる。反対に、不規則で、質の低い睡眠は、成長ホルモンの分泌を不安定にさせる。」
と報告されています。
ところで、この質の良い睡眠と体温はとっても深い関係があります。
ポイントとしては、
●睡眠中に体温が低く(↡)なっている方が眠りが深く質も良い
●就寝前に一時的に体温を上げる(↟)と、睡眠中にスムーズな体温低下(↡)につながり易い
●就寝前に体温を上げる方法としては、お風呂に入る、ストレッチをする、温かい飲み物を飲む など
●時間帯としては22時頃~、体温は低下し始める
という事です。
ですから、睡眠中に成長ホルモンがたくさん分泌されて、元気な卵子が育つ為には、
20時くらいまでに夕食を済ませて、21時頃にストレッチやスクワット等の簡単な運動と入浴をして、ゆったりとして22時には暗くしてお布団に入る、というようなパターンがよろしいようですね。
⚘(4)入浴:シャワーはNG、湯舟の効果が大です
入浴は、身体を温めるには極めて重要かつ有効です。湯舟に一定時間浸かることによって、身体全体を外部から温めることが出来て、血流もよくなります。
よく、湯舟にお湯を貯めずにシャワーだけで済ませている方がいらっしゃいますが、冷えには良くないです。1日1回の身体温めタイム、ぜひ作って頂ければと思います。
自然塩で作られた入浴剤や、天然ハーブ系のエッセンスオイルなどを使うと、入浴が至福の時間になります。
⚘(5)ストレス対策
冷えは精神的なストレスによっても起こります。
つまり、強いストレスがあったり、長い間ストレスを抱えていると、自律神経が乱れ、血管が委縮して血流が悪くなって、冷えの原因となります。
仕事や人間関係などのストレスは、ある程度自分の中でコントロールして頂くしかないのですが、ここでは不妊自体のストレスについて、少し考えてみたいと思います。
不妊自体のストレスとは、
●生理が来るたびにツラい気持ちになって落ち込む
●ご主人が協力してくれず自分ひとりで悩んでいるような気がする
●治療を続けて大金を使い果たしたうえに出来なかったらどうしよう?
●どうしてもっと若いうちに作らなかったのだろう
●友達の妊娠を素直に喜べない
●親のプレッシャーがツラい
などなど・・・・。
神奈川県に、池川明先生という産婦人科医がいらっしゃいます。先生は、子供がお腹の中にいた時の記憶を持っているという「胎内記憶」研究の第一人者でもあります。「胎内記憶」についての著書は数十冊に及び、テレビやラジオ等でも数多く紹介されています。
また、池川先生と胎内記憶を題材にして制作された映画「かみさまとのやくそく」は超ロングヒットを続けていて、世の中のお母さん、人生や生き方に悩んでいる方、不妊で悩んでいる方 等に大きなヒントと希望を与え続けています。
不妊のストレスについては、この池川先生のコメントが一つのヒントになるか思いますので、ページを変えてご紹介させて頂きます。
⚘その他
●カフェインやアルコールは身体を冷やすので、摂りすぎないこと、
●日頃から、冷たい飲み物を摂りすぎないこと、
●暖かい服装を選ぶこと、
●特に、お腹周りや足の末端を冷やさないように心がけること、
●会社等でのクーラーかけすぎへの対策、
などにも留意してくださいね。
✑4つのご提案
以上、不妊と冷え、卵子の老化と、その対策 等について見てきましたが、池川先生の胎内記憶を含めて私達が独自にオススメできることが4つあります。
それは、胎内記憶のほかに、タンポポコーヒー、発酵黒ニンニク、ネッシン(東洋医学) です。
●タンポポコーヒーはノンカフェインで身体を温める漢方由来の飲み物で、授乳中のお母さんや不妊の方が多く愛用されています。
●発酵黒ニンニクは、 アミノ酸20種類のうちの18種類を含んでいる良質なタンパク質の塊のような健康食品で、とっても元気になります。
●ネッシンは、横山卓先生が開発された東洋医学の手法で、毎日自分で出来て、身体の生命力を高めたり、血流をよくしたりすることが出来ます。
それぞれページを代えて、ご説明していきたいと思います。
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